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“ベン”さんと“シルク” “ディーン” “エル” “ベン”さんはブリーダーです。犬種の質の向上を目的としています。そして【初めて飼う方にも犬と共に暮らすことの素晴らしさを実感して欲しい。】という思いで犬を提供しています。そのためには、犬種の持つ性格、家族構成、飼育環境、育成方法、オーナーさんのキャリア、多頭飼いする際の犬種選びなど多くの事項を考慮し、アドバイスします。また、その犬の持つ長所短所もお引渡しする前にしっかりと伝え ます。

時には「うるさいなぁ」と思われるくらいの事も言いますが、そう思われてもブリーダーとしての説明責任だと考えて、伝えるべき事は伝えています。

犬舎にはたくさんの仲間がいます。掃除をしている時も、1匹ずつ名前を呼びコミュニケーションをとります。ときどき叱られたりもするけれど、みんな“ベン”さんのことが大好きです。なでてもらうと、うっとりしています。

“ベン”さんの本名は“強”です。“ベン”という呼び方が決まったのは、会社勤めをしていた時に、海外から研修に来ていた方に自己紹介をしたときの事でした。研修生は“強”という漢字を見て、『勉強』という日本語を思い浮かべました。そして「ワタシ、ワカリマス。コレハベンキョウノベンデス!!」と言いました。
そうです。『強』を『勉』と間違えてしまったのです。それから社内では勉強の勉(ベン)さんが定着してしまったということなのです。


ブリーダーになるきっかけ・・・お父さん犬飼ってぇ〜

何処の家にも見られる一家団欒での会話。小さな子供さんたちのおねだりに「嫌な事いうなぁ〜」と心の中で舌打ちをしていた“ベン”さん。「よしよし、どうせ飼うならいい犬を飼おうよ。それにはお金が沢山いるなぁ。お父さんお金ないなぁ。」とはぐらかして、その場は何とか切り抜けた・・・と思った。

しかし!子供たちは諦めていなかった。“ベン”さんが犬のことなどすっかり忘れた頃、子供たちは両親の前に1,000円札を沢山並べた。数えてみると100枚はある。犬が欲しくてみんなで貯めたものだという。

さて、困ったのは何とかごまかして切り抜けたと思っていた“ベン”さん。「こりゃぁ〜真剣に考えてあげなきゃいけないなぁ」と思うようになった。それまで犬を飼った経験がない“ベン”さんは、ご多分に漏れず犬の本を何冊か買ってきて、犬種や飼いやすさなどを見ていた。その中で、「こんな犬がいるんだぁ!」とびっくりしたのがシベリアンハスキーだった。容姿、風格、性質など読めば読むほど心奪われ、犬種はハスキーに決定した。(あれ?子供の意見は?)

“ベン”さんと“レックス” “ディーン” “シルク”

雑誌の広告をたよりに

電話でたずねると25万〜30万と言われ予算が全然足りない。「えぇ〜犬ってそんなにするのかよぅ」と思いながら電話をかけ続け、たまたま松本に予算に見合う犬が居るという返事をもらった。

その犬舎を訪れ、生後2〜3ヶ月くらいのメスを譲ってもらった。飼い方や餌、ワクチンの事など全く説明されず、「散歩に連れて歩いても大丈夫ですよ」と言われた。子供たちは喜んで公園に連れて行って遊ばせ、その夜から犬の様子がおかしくなった。下痢と嘔吐が始まって慌てて知り合いの獣医さんに診てもらうと、「今夜が峠です」と告げられた。

“チロ”と命名したその犬は1週間の入院でなんとか回復したが、この時初めてワクチンのことを学んだ。その後勉強していくと色々なことが分かってきた。“チロ”は後ろ足がX脚になっていて、さらに狼爪(ろうそ)が有り、ワクチンも接種していなかった。この時の経験が反面教師となり、現在に大いに役立っている事は確かだ。

ハスキー“チロ”の存在は

三世代同居だった“ベン”さん一家に共通の話題をもたらした。住む所は?ああしよう、こうしよう、餌は多い?少ない?散歩は?手入れは?躾けは?・・・色んなことを家族みんなで話し合う機会、それが彼女がくれた一番の贈り物だった。

また、当時会社勤めをしていた“ベン”さんは、帰ってきて犬の世話をすることによって、仕事上の嫌なことも忘れ、気分の切り替えをすることができた。前日のマイナスの気分を翌日に持ち越さないため、仕事の効率も大変上がった。「犬ってこんなにいいものか!」と実感した。

きっかけは子供にねだられて、飼い方も何も指導されず、弄繰り回して死にそうにしてしまったり、犬の順位を上げて唸られたり、さらにこれではいけないと、矯正したり・・・と多くの勉強を多くの犬たちにさせてもらった。その中ではっきり言える事は、犬は子供のおもちゃじゃない。大人が主導権と威厳をもって犬も家族もまとめていくのが一番良いということだ。また、おやつは面白がって買い与えるが、餌は安物といったような人間のエゴのはけ口にするのはどうかと思う。だからTOWANI犬舎では、犬をオーナーさんにお引渡しする際に口がすっぱくなるほど育成方法を伝える。それは自らの苦い経験からうまれたものだから。


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